私のお師匠さんの元で現在アシスタントをしている方が来日中でした。
こんなことが起こるとは夢にも思っておらずです。
嬉しさと興奮と謎の責任感を感じています。
ビデオで世界中の有名なミックスエンジニアの技術やアイデア、
スタジオツアーなどが閲覧できるサイトです。
もちろん、有料ではありますが、現在、springセール中でメンバーシップが45%オフで加入できるようです。
14日間の返金保証もありますので、ちょっと字幕をつけても
内容の理解が難しいな、英語だとやっぱアレだな、、という人は、キャンセルも可能です。
無料のビデオもたくさんあるので、まずはユーザー登録して閲覧してみてください。
何かの刺激や学びになって、音の世界がもっといいものになるきっかけになれば私も嬉しいです。
こちらのサイトへサブスクしようが、登録しようが私が得することはまったくない。
のでご安心ください。アフィリエイトとか、広告収入とかまったくありませんのでね……!
このサイトがすごいのは、
本当に有名な世界的アーティストを担当しているミックスエンジニア
の生の声、調整する音質や考え方、テクニックに触れられること。
日本でただ仕事しててても、これだけのメンバーの方と知り合ったり、
彼らのスタジオで作業を横で見聞きさせてもらう。なんてことはほぼ不可能に近いですからね。
このサイトはほぼポップス、歌物の音楽のエンジニアさんたち。
僕らポストプロダクションとは遠そうに感じると思います。
とはいえ、
興味深いコンテンツがとても多いです。
字幕は完璧ではないので、自分は英語はわからないし・・・と
躊躇されるかもしれませんが、音を聞いていれば何をしているか、
どう変えたか?変わったか?はあるレベル以上の人ならすぐにわかるので
言葉はいらない。ともいえるでしょう。
まずはユーザー登録して
閲覧してみてください。何かの刺激や学びになって、
音の世界がもっといいものになるきっかけになれば私も嬉しいです。
ちなみに、
非常にシンプルで使いやすいプラグインなのでビデオサイトのおまけだ、、
なんて思わずに使ってみてください。普通に、別途、買い切り!で使用したくなると思います。
実はこういうサイトを利用する上で突きつけられることがあります。
それは……
結局のところゴール(最終的な完成ビジョン)をもってるかどうか?
つまり、いくらテクニックやスキル、技術を学んでみにつけても
それらは手法にしか過ぎないので、どのようなイメージに近づけるか?
のための道具にしか過ぎないんです。
どういう音にしたいのか?どういう作品、テイストにしたいのか?
それを確かにもっているか?そこにどうやって近づけるか?
単純に、貴方の頭のなかにもともとある完成や美意識が問われてる。
という話なんですね。
そういった話は、自然と外国の方と話したり
コミュニケーションする上でも何が大事か?ってところで
会話をするのでも、何が言いたいのか?
なぜそれが知りたいのか?何を話すのか?
という話になってくるわけですね。
つまりは、英語がいくら流暢に話せても、
話す内容がつまらない、着眼点に個性がなければ
結局、話してても魅力もないしつまらない。
何も産まれないんですね。
語学力は拙くても、面白い話や個性ある魅力を発揮する人、
情熱や経験を熱く伝えられる人はたくさんいます。
でも同じ日本人で同じ日本語を話しても、驚くほど
そうした表現力や熱意にとぼしいひとは残念ながらたくさんいます。
それでは、表現者には……クリエイターにはなれません。
さて、フランスの映画界ですでに活躍をはじめていている彼。
おとうと弟子?とも言えるような面白い関係性です。
使ってるプラグインやら音のこと、最近の仕事のことや
私の作業場や音をきいてみせたり、なにやらかんやら彼の興味の
赴くままに中身をみてもらったり。
ワールドワイドに。世界を股にかけて……。
なんてスタジオで言われたりもしましたが、それはまさに私の
お師匠様と彼のこと、私なんかなーんもすごくない!
私がフランスで研修させていただいていたことは、もう17年も前の話です。
時が経つ早さにただただ、驚くばかり。17年の間に、自分が何をしてきて、
何ができて何ができていないのか?そんなことも考えてしまいました。
弊社、株式会社オトナリウムは10年目を迎えつつありますが、
皆様のおかげでうまくやってくることができました。
相変わらずアニメ作品へ力添えできていること、求めてもらえることは
本当にありがたいことで、文章で、「感謝シテオリマス……」
なんて書いている1億倍もの感謝の念が私の中にございます。
まだまだ道なかば。
という気持ちでおりまして大きく10周年だのなんだのと、のたまうようなことはございません。
会社はつくっておいてよかった。
スタッフは雇い、育ててきてよかった。
そんな、やっておいてよかったことの安堵から、
まだできていない反省点などさまざまな思いがありつつ
フランスのお師匠さんのチームの近況や活躍を耳にできることは
この上ない喜びです。この年になってくると、
なんて感じでが本当の本音です。 (c’est bien!!)
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