M1,M2といういわゆるアップルシリコン搭載のmac機体でのパフォーマンス(60%~150%ぐらいらしい)の向上が今回バージョンの大きなアナウンスかと。
・2022.12バージョンで完全にマッチしてなかったプラグイン類やMP3でのExportなどもサポート
MP3エクスポートは現在でも私はできているように思うのですが、詳しく調べてないため、謎です。ネガティブな情報としては
・ICON,C24,command8はサポートは数年前に終了してるしネイティブには動作しない。
Rosetta2で実行する分には動く。とのこと。公式サイトではRossetaモードとネイティブモードを切り替える方法を教えてくれるビデオがあるようなので、そちらで。ProToolsのアプリケーションの階層までファインダー上で降りて行って、アイコンから情報を開いて、ロゼッタモードで起動のチェックボックスを入れる。それだけのことですね。
élastique Pro V3を加えたらしく(ピッチやタイムストレッチのアルゴリズムが変わった)。これは使ってみないとわからないですね。
プラグインの互換性についてはこちらのサイトのデータベースが詳しいです。
https://www.pro-tools-expert.com/apple-silicon-audio-compatibility-guide
2023.3.29現在Mac Studio(Monterey12.4)をメイン機で使っているのでinstallしてみたのですが、
[データベースが破損しているようです。]
とか表示が出まして起動しなくて焦りましたが、Macintosh HD>ユーザー>共有>ProTools
のフォルダ削除で起動しました。動作としてはちょっと早い感じするかも感。軽快さを感じますし、Videoの追従というかたぐりのあたりもレスポンス良いかもしれません。
Rosettaってのはintelプロセッサの環境なので、Rosettaモードでひらけば、今までの環境。(Pitch n’ Time pro3も動くし、今までの自分環境のショートカットとかも生きてる感じ。)今回のM1ネイティブで開くと、いくつかプラグインない感じで、どしたこれ?感ありますな。Fabfilterとかwavesとかいろいろ居なくなっちゃいます。ただ、installしたから消えます。ということではなく共存はできて切替可能。
Hybrid Engineとか使い込んでいなく、2022.7からのupgradeになるので何か落とし穴がありそうな感じがしますがマーカーを1000以上使いたい欲求が直近でございまして。ひとまず最新バージョンで運用していこうと思います。
セリフいじる方はエラスティックなモードで、élastique Proモードでワープストレッチかけてセリフ合わせしてしまう。というのは、ちょっと操作感、試してみる価値あるかもしれませんね。出先のスタジオのPTバージョンが最新でなければ、バウンスしてもっていく必要があります。
ガイドへの合わせとか楽そうなので音質吟味は必要ですが吹き替えものでセリフをガイドに合わせる方は、仕込みフローへ光明さすかもしれません。効果音的な部分では、うーん、、どうかな。生音とか弊社では合わせて録っていってるし、無理やりストレッチかけてまで音の長さ揃えていく。みたいな必要性は生じなさそう。とはいえアイデアしだいでいろいろなサウンドデザインにすぐ使えそうな魅力は感じています。全体的なテンポいじりでのサウンドデザインなどもAvid公式Video内では謳ってますが、音響効果的なサウンドデザインではなく、あくまで音楽のアイデア、スケッチングというかなんだかそんな感じの意味合いのsound designかなと思いました。
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