ProToolsUltimate2024.3がでてましたね

2024.3.7リリース。(リリースノートはこちら
MacOS Ventura13.6xへの対応、MIDI,ドルビーアトモスまわり。


という感じでしょうか。
今現在、弊社でアトモス案件を作業中のこともあって、VerUP、躊躇してしまってます。
途中で環境変化で何かがあると困りますゆえ。


ちょこちょこバグっぽいものはあるようなのでご注意を。
(一番下の方へ今回のリリースノートのめだつものは公式サイトから引っ張っておきました)
バグはマシンに依存したものやドルビーアトモス環境下、ハードウェア(カーボンや
core数の多いCPUをもつIntelMacなど)それぞれであるようなので、ひととおり
目を通しておいた方が良さそうです。

なんだかもうM1,M2.M3のAppleシリコンMacへ舵切って開発してる感じはします。


弊社使用はこの一個前のバージョンになりますが、DolbyAtomosまわりの動作は
AudioBridgeのころからはるかに軽くなっていて実用性があがっていて
最新版に近づくほど快適なのだろう。という感想を持っています。

とはいえ、AtomosセッションでのAUX送り、BUS送りのやりとりでどうやら遅延が発生して
補正しきれていない部分がある?
と思っています。

私の使い方が特殊なのかもしれませんが、音響効果の方は参考になるかもしれません。


5.1chのセッションでは問題がないのですが、7.1.4となると、[7.1.4.]のバスのなかの
個別のサブトラックとして立ち上げたAUX,BUSの音が遅延して補正が効かないようで、
トラックの受け、のやりとりのシグナルルーティンを変更しました。
これが7.1chで起こるのか、アトモスなのか、AuXなどに問題があるのか、
ソフト側のバグか、このバージョンのみの問題なのか、弊社環境に原因があるのか
弊社セッションに原因が起因するバグなのか完全には検証、特定しきれていません。

複雑なセッション、AUXやBUS駆使してるかたはSignal置いてみて
バウンスなどしてセッション内の個別のグループなり、トータルで
遅延が発生してないか確認すること
をお勧めいたします。

midiまわり強化(midi使わないので使い勝手の向上感が評価できずすみません。)

  • 新しいMIDIチェーン機能
    • インストゥルメントトラックの挿入スロットを介してMIDIを順番に処理できます
    • トラックから新しいトラックへのMIDIチェーンのルーティングがサポートされ、トラックのMIDI処理の結果を記録することができます。
  • MIDIプラグイン
    • AAX MIDIプラグインのサポート
    • インストゥルメントトラックで利用可能な新しいカテゴリ
    • 3つのPro Toolsプラグインが追加されました(Note Stack、Pitch Control、Velocity Control)
    • アーティスト/スタジオ/アルティメット:3つのパートナープラグインが追加されました(ModalicsによるEON-Arp、Pitch InnovationsによるGroove Shaper、AudiomodernによるRiffer 3)
  • MIDI入出力メニュー
    • 今、本当にアルファベット順にソートされ、より高速なアクセスのために現在のトラックが上部に表示されます
    • 無効なターゲットは表示されなくなりました


      他は下記のもよう
    • ウィンドウの取り外し可能なタブを編集する(プロツールイントロ/アーティスト/スタジオ/アルティメット™)
    • ユーザーが編集ウィンドウのドッキングタブシステムから要素のドッキングを解除し、画面の周りに配置したり、セカンダリディスプレイに保持したりできるワークフローの強化。これにより、一度に1つのドッキングタブのみを表示するというワークフローの制限が取り除かれ、クリップエフェクトとメロダインARAを編集する際のユーザーエクスペリエンスが向上します。
    • Pro ToolsとSibeliusの間でコピー/ペーストする(プロツールイントロ/アーティスト/スタジオ/アルティメット™)
    • MIDIデータをPro ToolsとSibeliusの間でコピーして貼り付けることができるようになりました。ワークフローは両方向でサポートされています。
    • プロツールから:
    • MIDIクリップの選択をクリップボードにコピーする
      • ペイロードには、ノート、ピッチ、ノートの長さ、クリップ内のタイミング/位置、クリップ全体のすべてのCC(連続コントローラー)データなど、関連するすべてのMIDI情報が含まれます。
      • コンダクタートラック上のすべてのMIDIデータ(拍子/メーター、テンポ、キー署名)が含まれます。
    • MIDIをシベリウス・パッセージの選択内のスタッフに直接貼り付けると、音楽のみが貼り付けられます(選択したステーブのみ)
      • パッセージの選択に貼り付ける場合は、音楽のみを貼り付けます(選択したステーブのみ)
      • システム選択に貼り付ける場合。音楽と指揮者のトラックを貼り付けます(すべてのステーブとテンポ、タイムシグなどを含む)
    • シベリウスから:
    • スタッフ(またはいくつかのステーブにまたがって)の音楽をクリップボードにコピーする
      • クリップボードには、ノート、ピッチ、ノートの長さ、クリップ内のタイミング/位置、ステーブ全体のすべてのCC(連続コントローラ)データ、および導体トラック/システムステーブ(時署名/メーター、テンポ、キー署名)を含む、関連するすべてのMIDI情報が含まれます。
      • コンダクタートラック上のすべてのMIDI(タイムシグネチャ/メーター、テンポ、キーシグネチャ)が含まれます
    • 選択したPro ToolsトラックにMIDIを貼り付ける
      • 注:指揮者トラックに関連するMIDIデータは無視されます(拍子/メーター、テンポ、キー署名)
  • ドルビーアトモスの改善(プロツールスタジオ/アルティメット™)
  • カスタムライブ再レンダリング
    • ドルビーアトモスミックスの追加コピーをレンダリングし、遅延補償ステムを監視または印刷するためにセッションに戻します。カスタム再レンダリングには、完全なドルビーアトモスミックスが含まれているか、グループごとにフィルタリングされる場合があります。
    • サポートされているフォーマット:
      • バイノーラル、2.0、5.1、7.1、5.1.2、5.1.4、7.1.4(Pro Tools Studio / Ultimate)
      • 9.1.6 (Pro Tools Ultimate のみ)
  • カスタムベッドサブパス
    • ドルビーアトモスタブのベッドには、カスタムサブパスがある場合があります。これにより、ドルビーアトモスを利用した以前のPro Toolsセッションとの柔軟性とより良い互換性が得られます。
  • 追加のADMメタデータ
    • セッションデータのインポートウィンドウに、WAV ADM BWFファイルに関する追加情報が表示されます。
  • より簡単なADMインポート
    • Pro Toolsは、WAV ADM BWFファイルをインポートするときに、互換性のあるパスを再利用するようになりました。これにより、インポート後に必要なI/Oセットアップ設定の量が削減されます。
  • ドルビーアトモスのレンダラーウィンドウがサポートされている言語に翻訳されるようになりました。
  • カスタム再レンダリングウィンドウはサイズ変更可能になり、大きすぎるとグループリストをスクロールできます。
  • ドルビーアトモスグループウィンドウで、グループを一括で複数選択および削除できるようになりました。
  • スケッチの改善(プロツールイントロ/アーティスト/スタジオ/アルティメット™)
  • スケッチウィンドウと編集ウィンドウの間のドラッグ&ドロップの改善:
    • 編集ウィンドウにドラッグアンドドロップすると、スケッチウィンドウミキサーの設定が含まれるようになりました。
    • クリップをPro ToolsからSketchウィンドウのオーディオトラックにドラッグすると、MIDIをオーディオとしてレンダリングするようになりました。
  • SketchドキュメントをPro Tools Sessionフォルダに保存すると、自動的にピン留めされるので、セッションが再度開いたときに開きます。
  • スケッチミキサーに新しい「メイン」セクションが追加されました。メインボリューム、出力リミッターのトグル、メトロノームボリュームコントロールが含まれています。
  • 長さの列がメディアブラウザに追加されました。
  • プラグインキャッシュの改善(プロツールイントロ/アーティスト/スタジオ/アルティメット™)
  • 2つ以上のプラグインがiLokの承認を必要とする場合、Pro Toolsはこれらのプラグインをスキップするオプションを提供し、クリックスラスの量を大幅に削減します。
    Pro Toolsは、実行中に新しいAAXプラグインをロードできるようになりました。新しいプラグインがプラグインフォルダに追加されると、Pro Toolsはプラグインを認識して読み込みます。
  • ビデオエンジンは無効のままにすることができます(プロツールスタジオ/アルティメット™)
  • Pro Toolsは、ビデオを含むセッションを開くときにビデオエンジンを有効にする必要がなくなります。これにより、画像を表示する必要がないときに、システムはリソースを節約できます。



*注意点:Pro Tools は、より古いバージョンのmacOSでも動作すると思われますが、Pro Tools 2023.9以降をmacOS 10.14.x Mojaveで起動しようとした際、Heatプラグイン読み込み後(実際にはSketch読み込み時)にフリーズする既知の不具合があります。詳細はこちら をご参照ください。

Pro Tools 2024.3 はmacOS Sonoma (14.3.1) をサポートしますが、既知の不具合についてこちらをご確認ください。

HD Driver 2023.6 以降は、Mac Pro 5,1などの古いコンピュータやmacOS Mojave (10.14.x)と互換がないため、HDX/HD Native ハードウェアでPro Toolsを起動した場合に -6001 エラーが出ます。この症状が出た場合、HD Driver 2023.3 へダウングレードしてください。HD Driver 2023.3はAVIDダウンロード・センター から入手できます。


macOS Mojave(10.14.x)を使用している場合、Pro Tools 2023.9以降は起動時にハングします。
macOS Mojaveは2018年9月にAppleによってリリースされ、Mac Pro 5,1(2012)などの特定の一般的なコンピュータモデルをサポートするmacOSの最後のバージョンです。2022年初頭にmacOS Monterey(12.x)を搭載したPro Toolsの資格により、AvidはmacOS Mojaveでのテストと資格を停止しました。Pro Tools 2023.9がリリースされたとき、その後、そのリリースで追加された新しいSketch機能のために、アプリケーションがmacOS Mojaveで起動しないことが判明しました。

Avidは不適格な構成のサポートを提供することはできませんが、一部のユーザーが古いサポートされていないOSバージョンで実行し続ける必要がある理由があるかもしれないことを理解しています。そのために、アプリケーションバンドルからSketchプラグインを削除することで、Pro Tools 2023.9がmacOS Mojave(Sketch機能なし)で正常に起動できるようにするソリューションがあります。これを行うには:

1.アプリケーションフォルダに移動し、Pro Toolsアプリケーションを右クリックし、「パッケージの内容を表示」を選択します。
2.コンテンツ/プラグイン/システムプラグインを参照する
3.Pro Tools Sketch.aaxpluginという項目を削除します(管理者パスワードを入力するように求められます)
4.プロツールを起動する

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Hkurahashiのアバター Hkurahashi 代表取締役社長

株式会社オトナリウム代表取締役社長  
好きな言葉は  楽しみは春の桜に秋の月 夫婦仲良く三度くふめし

コメント

コメントする

目次