映画『きみの色』と惑星の運動とプラネタリウム101周年

弊社で音響効果を担当させていただきました、映画『きみの色』が公開されております。
ぜひ、映画館でご鑑賞いただければと。

IMAXでもみれます!(特別!)


『きみの色』ではIMAXシステムでの上映があり、私も含めて音響スタッフは
新宿のTOHOシネマズ新宿のIMAXで確認をおこないました。
IMAXは通常の上映とは異なったIMAXに特化した調整が行われております。

興味持たれた方、『きみの色』の音が気に入ってくれた方は是非、IMAX版も
ご覧になってください。音、だいぶちがいますよ?!
IMAX版はブルーレイ収録とかはないんじゃないかな?と
思うので、本当に上映でしか見ることができないのではないか、と思います。

山田監督のゲスト回 
J-WAVE UR LIFE STYLE COLLEGE 吉岡里帆さんと山田尚子監督のポッドキャスト

IMAXについてはもっと勉強して、詳しくなりたいと思いました。
今回、はじめて自分で仕込んだ音、ダビングマスターなりと
IMAX版との聴き比べ、的なシチュエーションが発生して
テクニカル的な音のチューニングの差を味わいました。
大変興味深い経験をさせていただきました。

実は先日の弊社担当作『劇場版モノノ怪 唐傘』では立川シネマシティでの極上音響上映があり、
上映前に調整にお邪魔させてもらいました。が今回のIMAX仕様は
カナダのIMAX社で行われた形になっております。


『きみの色』のグッズで

”きみの色 アニメーションガイド tri-angle”(¥3520)

という公式のアニメーションガイド、ムック本もでております。
売り切れてプレミア価格になる前に、是非チェックしてみてください。

(美しい色の表紙なのですが、綺麗にいろ出せなくて本当に本当に申し訳ないです)
僭越ながら私もインタビューで作品についてお話しさせてもらっております。
アフィリエイトリンク臭がすこしでもしてしまうとアレなので、本へのリンクが
ないのはおゆるしください。


今作は山田監督の劇場公開の作品としましては2018年の4月21日公開の『リズと青い鳥』
以来の作品になっています。その間にもTVシリーズで『平家物語』をご一緒したり
短編作品でも参加させていただいてましたので、個人的な体感として
そこまでご無沙汰感はなくてですね。
今回、山田さんの作品はじめてで、まだむかしのはご覧になってらっしゃなくて、
ちょっと気になったぞ〜って方は是非、過去作や演出作もご覧になってもらうと、
ディープに監督の世界が楽しめるのではないかなと思います。


本作の公式サイトからのグッズ、充実してますが、「惑星の輝き」というもの
面白いですね。弊社担当で、10月からTV放映がはじまる『チ。ー地球の運動についてー』
というアニメーション作品があるのですが、個人的には惑星つながりなお仕事で
感無量でございます。

『チ。』の音楽、『きみの色』と同じく牛尾憲輔さんがご担当です。

それでそれで(話が長くなってすみません)
プラネタリウムが産まれたのが2023年で100周年だそうで。(今年は101周年ってこと?)
ドイツのカールツァイスというところが生み出したわけで、カールツァイスといえば
カメラのレンズなどで有名な会社で。

とにかく、そのプラネタリム100周年を記念したプログラム、映像がありましてですね。

プラネタリウム100周年記念番組「宇宙の模型 プラネタリウム誕生物語」


これもう上映してないのかもしれないんですが(だとしたらもったいなすぎ!!!)
そのサウンドを仕上げたのが『きみの色』での牛尾さんの楽曲をサラウンドに
磨き込んでくださったエンジニアの北城さん。(wikiへのリンクで正確さには欠けるかもで恐縮ですが)
北城さんとは『聲の形』から山田監督作品、牛尾さん作品でご一緒させていただいてます。
山田さんの作品のたびにお会いして
いろんな話をしたり情報交換したり、勉強させてもらっております。
北城様は実はかなりのスターマンらしいことも今回のご縁で知るという。(アストロおじさん?)
スターマンっていってもファミコンのマザーというゲームにでてきた
PKビームガンマ!とか一撃必殺の技を出してきたりはしないんのでご安心を。


北城さんや牛尾さん、音楽チームは『きみの色』で現地取材いって、教会の”響き”の
データを収録されてきてます。その響きを劇中で再現してありまして、私もその
データをいただいて、足音や鐘の音で使わせてもらっております。

今回は私はロケは行けなかったのですが、『聲の形』の時は
私は岐阜県大垣市に行きました。なので劇中の養老の滝は本物の音も使ってますし、
印象的な橋の上での再会シーンの頭上を飛ぶ、夜の飛行機の音はほんとうに
現地で、夜に同じ場所で奇跡的に収録した音をつかっていたりします。
『聲の形』の話はまた今度……。


その”プラネタリム100周年を記念したプログラム”。
私は昨年に近所の多摩六都科学館で見たわけなんですが、とても良かった。


(近所の府中にも府中郷土の森博物館にもプラネタリウムあるし、池袋のサンシャインにもあるし
横浜のコニカミノルタのプラネタリウムにも行きたいし、みんなもっとプラネタリウムに
行ってよいのですよ!と思います。)
みなさんにも紹介して差し上げたかったのですが、当時制作発表もしてないまだ
秘密の案件を漏らすわけにも匂わすわけにもいかないわけで……。


惑星運動がどういうものなのか?って実はディズニーシーの中にも自分で動かせる模型があります。
フォートレス・エクスポロレーションという、火山の直下にある歩いて探索するエリアの建物内に。
これは結構おすすめ。個人的には感動的でございました。

”フォートレス中央にある黄金色のドームの下にあるのは、機械仕掛けのプラネタリウム。
ここには、16世紀に考えられていた太陽系の大きな模型があるんです。
備え付けのハンドルを見つけたら、ぜひ回してみてください。惑星が動いて、太陽の周りを回転させることができますよ。”



もう一度、言わせてください、100周年記念番組はとても。良かった。
そして、このプログラムの声の出演は坂本真綾さん。
これね、『チ。ー地球の運動についてー』に坂本真綾さんが出演されてましてですね……。

個人的には脳みそが沸騰しそうな感じをうけまして。
水金地火木土天アーメン。が終わらない感じ。
ぜーんぶつながってる。この宇宙の下につながってる。
そんな感じで私はdeepに深く、ふか〜〜く、味わい楽しんでしまいまして。
坂本真綾さんは直接の面識はもちろんございませんが、
(ラーゼフォンの頃から作品の中ではご一緒してますが)
坂本さん越し人も宇宙の縁にびっくりされたのではないかな、
と勝手に想像して楽しんでしまいました。

いやいや、プラネタリウムふくめて坂本さんはたくさんご出演やってますわぃ!!なんて
お声も聞こえそうです。大変、失礼。が、とにかく、山田監督がつくってくださったご縁は勝手に
私の中でも走り続けて、仕事の中でも、仕事の外でも楽しませてもらっている次第です。
この記事をご覧になった方も、是非、この引力にすいこまれて一緒に宇宙をめぐり
作品をめぐり縁を楽しむ環にくわわってほしいなぁと思う所存です。
(こう書いていても自分では気がついていない縁がまだありそうで、ワクワク(惑星)します。)



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この記事を書いた人

Hkurahashiのアバター Hkurahashi 代表取締役社長

株式会社オトナリウム代表取締役社長  
好きな言葉は  楽しみは春の桜に秋の月 夫婦仲良く三度くふめし

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