グリッドの単位がいつの間にか1fから1/2フレームに変わってしまっていた原因操作を突き止めました。
まずはじめにショートカットがあったようですので、基本のこのショートカットのおさらいです。
(恥ずかしながら知らなかったです・・)そしてこのショートカットを間違って発動させてしまう原因を解説します。
ナッジ Nudge
Command + Option + +/- でナッジのスケールの変更
ナッジは数字キーの + プラス、 -マイナスで1つ動かす単位そのものを1フレームとか1秒とかに変更できる部分です。英語だとvalue:価値 というようです。弊社が関わる音響現場で使われるのはタイムコードスケール表記で1フレーム、1秒がもっとも利用される頻度が高い設定だと思います。サンプルを使うの必要が生じるのは遅延の補正を手動入力する場合でしょうか。2台以上のマシン間で同期をチェックするときなどですが、今回はこれには触れません。
つづいて
グリッドGrid
Control + Option + +/- でグリッドのスケールの変更
グリッドは細かい縦線。編集ウインドウ内の時間軸に沿った縦線、定規の目盛に該当している部分のスケールを意味しています。これを1/2フレーム刻みなのか、1フレーム刻みなのか、1秒刻みなのか。と変える。ということですね。実際のエディット、作業時に音をどのタイミング、位置にスポットするかの目安になるビジュアル上の軸をどう設定するか?という話です。グリッドの文字そのものをクリックすることでグリッドのON/OFFの表示を切り変えられます。この設定も弊社ではタイムコード表記で1フレームで使うことがほとんど。
話は少しずれますが、上記のグリッドの変更で謎のバグに遭遇したことがあります。設定できないはずのグリッド”0″になってしまうことでセッション全体が大きな0グリッド内となって操作がまったく効かなくなる。という現象でした。出先のスタジオで経験し、そのマシンではたびたび起こるようで原因も不明。弊社環境では起きず。どうにもカタリナMacで起きてるような印象です。この話は結論も、バグfixも再現性も現状不明なのでこれ以上触れません!記事がべらぼうに長くなるのでスミマセン、また改めて。
ここからが本題です。
このグリッドValueの変更、なんともう一つ、ショートカットがある。
プラスとマイナスキーは、ProToolsのオフィシャルのキー配列的にはナンバーキー(1から0まで並んでるファンクションキーの下の列の数字キー)の0のとなりがマイナス、その隣がプラス。私のMacBookAirの日本語キーボードですと、
0のとなりの = と ほ が書いてあるのが -(マイナス)
さらにその右隣の ~ (チルダ) と へ と書いてあるのが +(プラス)
らしいんですよ。これ、日本語キーボードにプラスなんて書いてません、よね?
弊社ほとんど英語キーボード(En)使ってまして、これだとプラスとマイナスなんです。
ちなみに私は古いキーボードに慣れていて作業速度に影響するので中古のデンマークとかUK仕様をストックしてつかっています。
ほ
のキーはみなさんボリュームオートメーションの表示で使ってますよね?
で、このキーを利用しまして
shift + ほ (ー、マイナスキー)
これでグリッドが変更できてしまうってことなんです。
だから、私がプログラマブルマウスなどを使って、キーをアサインしていて偶然の先行入力で
Shift+ –
を押しちゃってたがゆえに、Gridが1f設定からダウンして1/2fに変わってた。のですね。
AvidオフィシャルのProToolsキーボードをみると、確かにプラスとマイナスの仕様になっておりました。
気がつかなったです。KeyCaster(無料)のアプリ使用して画面を録画して、検証して見つけました。ProToolsショートカットは告知なく増えていたりしますが、マニュアルにないものもあるような気がします。マニュアル熟読、ショートカット集を自習するしか習得方法はありません・・・。
AVID純正のキーボード高価な高級品で、ここまで必要ないですが会社や学校では教育のために一台あってもいいとは思います。最近はカバーに印字されているものもあるようですね。汚れやすい生部屋、Foley環境ではカバーがつきがオススメで、弊社では印字済みキーボードとカバーで運用しています。弊社ではUSBポートを2つ使うものでした、その点は注意が必要かもしれません。USBエクステンダーは4口とかに拡張されるものを使用することをオススメします。マシンノイズが気になって、PC本体を別部屋に置いている人は必須ですよ。AVIDのサイトも割引販売していることがあるのでチェックしてみてください。
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