AIで音楽作成はまだ微妙な感じがしました。(2023.9個人的感想)

AIの作画?静止画生成で一躍有名になったAIがオーディオ、音楽にも対応!(Stable Audio)
ということで作曲AIしらべてみたんですが、他にもたくさん、20ぐらいあるようです。
びっくりしました。私、非常に遅れてますね。

使いかたやら法律関係のルールは下記のサイトがくわしいので、
ありがとうございます!ですね。


Stable Audio最速体験レポしたかったけどサイトが重すぎなので日本語訳した(2023.9)
https://note.com/o_ob/n/n19644468f2de
しらいはかせ(Hacker作家)さんのnote)

私もサイトでジェネレートしてみました。
特にサイトが重くなく、もうみんな飽きてしまったのかな……。

で、8曲ほど作ってみたんですけども。
AIがどうなっているかの学習には役に立つかもですが、
音楽としての曲をもとめているとなると……。うーん。
ダメな理由やいいところの解析や解釈がほしいところですが。
私が音楽の素養がなく、残念ながらうまい説明ができません。


ふと、人間とは?とか考えてしまいました。
音楽的であること、とか創作のモチベーション、スパークって
なんなのか?などと。

私が生成した音源は羅列のカオスにしか聞こえなかったので
これは私の生成プロンプト(呪文)が悪かったのだと思います。

私がいま日常的に行っている仕事は
アニメの効果音の世界をつくり、アニメの世界、物語を伝えるお手伝いを
音の方面で行っている仕事です。セリフや音楽はあつかっていませんよ、
セリフ、音楽のとなりの領域で、それら以外の音をつくったり、埋めたり。です。

アニメの音楽(劇伴:ゲキバンとよびます)というのは
ストックされているものを使いまわしたりしているわけではなく
その作品のためにゼロからそのアニメ専用に楽曲創作されています。
たまに、作曲発注していない、発注するほどのものではなくて、ストックされている
著作権フリーの楽曲から曲を使うこともあります。(劇中の喫茶店内のBGM、とか)
権利や使用範囲の契約の問題で、本編の音楽が使えない。というケースもあります。

作曲してくださっているのは超超超一流の作曲家。
幼少期から楽器教育をうけて、音大とかでて、才能溢れ
そこに努力を掛け算したすごい人しかいません。

曲ができあがるには
音楽家(作家)さん、演奏家、アーティスト、録音技術者ミキサーさんやエンジニアさん
アレンジャーさん、マスタリング技術者、ディレクターやプロデューサー陣。
多くの人たちの、その人がいままで生きて経験してきた人生の体験が
刻まれて、そのエッセンスが封入されています。

音楽家の家系の方は、そのお父さんやお母さんの人生観や表現、
体験のノウハウとが伝承されて宿っているものであります。
ピアノ30年やってますから。のレベルの話ではありません。
作曲家さんのお父さんがピアノ60年、お子さんの作曲家さんがピアノ30年。
親が生きてきて影響してきた時間がそのまま蓄積されていると私は捉えています。


今後、AIがよりよくなって人が工夫してもちいることで、
なにかの手助けになるかもしれません。

とはいえ、人が関与してないものは、積極的に鑑賞としてむきあわせる
根本的な何かが欠落しているように私は感じたのかもしれません。
演奏や録音の品質、稚拙さとか、うまさとかそういうのは関係なしに。

AIを活用できる分野はたくさんあるのでしょうけども。

やがて効果音の分野にも進出して商売があがったりになるのか?

当然、進出してくるんでしょうね。
生成呪文にSFX(効果音)とかもあったので、ジングルとかファンファーレ、
サイレントとかも入れてみたのですが、効果音の音は実装されてない雰囲気が
感じられました。(今後はいれていくでしょうが)

どこかの効果音ライブラリー会社や個人が音源を提供(ライセンスして)
そのようになるでしょう。ただ、BtoBにしかならずニッチですからねぇ効果音は。
ジェネレート(生成)するソフトウェアプラグインとしての提供のほうが
現実味があると思います。iZotopeあたりがやりそう。
実際、ランダムで音重ねるようなソフトはすでにありますし。

そういう形式で作った音って、
・あんまり音にくわしくない、こだわりがない
・なんでもいいから色々バージョン違い聞かせて
というような案件では時短のための手法として行使できそうですが、個人的には
背景描写やモブが行ってることに対してつけることができる音に限定されるように思います。
”わかる人が最終的に味付けや調整をかける”というのは必須です。

AIジェネレートしたものをハンドピックセレクションしたものをDL販売とか
旧態依然の商法もはびこるとは思いますが、どうなんでしょうね。

動画制作はレッドオーシャンですし、報酬額引き下げで今後は新規参入のパイが
伸びづらい時期に入っていき、やがて衰退期になるのではないかと。
効果音や音の重要性が認知されていないので、効果音の世界は
今後も閉じられたブラックボックス化
したまま推移していくような気がします。

効果音は職人化著しい特殊な言語分野ですが、
無機物なような扱いうけてますが、今後オノマトペや人間の生理反応への
研究が進めば、もっと仕組みがあきらかになっていくでしょう。
仕組みが明らかになろうと、ならなかろうと、私はこの言語を
駆使して情動認知、官能表現をコントロールして作品に付与していきます。

AIで作曲、というサービスやアプリやらが20種類以上とか
あるようなんですが、ご興味がある方はご自分でどうぞ検索を。

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この記事を書いた人

Hkurahashiのアバター Hkurahashi 代表取締役社長

株式会社オトナリウム代表取締役社長  
好きな言葉は  楽しみは春の桜に秋の月 夫婦仲良く三度くふめし

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